TOTOの光触媒塗料
ハイドロテクト Q&Aと用語集
ハイドロテクトに関するQ&A
日陰の建物でも効果を発揮しますか?
光触媒は、紫外線に反応します。
太陽の光(可視光)だけに反応するのではないので、日陰の建物でも紫外線量のある場所なら、効果が期待できます。
効果は夜でも持続します。
通常は建物間の距離が1m以上あれば紫外線量があります。
逆に、隣接する建物との距離が1m以内だと、効果が期待できません。
雨が当たらない場所でも効果を発揮しますか?
親水性だけではなく建物への帯電を抑える力もあるので、静電気によるチリやホコリなどの吸い寄せが起きにくくなります。
このように、雨のあたりにくい場所でも、汚れ防止効果が期待できます。
他の低汚染型の塗料や親水性コーティング材との違いは?
光触媒を使用しない他の低汚染型の塗料(親水成分を含んでいるもの)や、親水性コーティング材は付着した汚れの分解能力がないので、長期間、親水性を維持することができません。
ハイドロテクトは汚れを分解する力によって親水性を持続させるので、汚れを防ぐ性能が長続きします。
どんな場所や物にも塗れますか?
屋根、床、木部、石などに塗装することはできません。
塗膜の耐久性はどれくらいですか?
耐久性は塗装現場の環境により異なりますが、カラーコートECO-EXの耐久性は約20年、クリアコートRCは約10年、クリアコートTILEは約10年の耐久性を確認しています。
上記耐久年数は、保証期間を表すものではありません。
どんな汚れに対応できますか?
錆による汚れ、赤錆・青錆などやエフロレッセンス、土砂汚れ、鳥の糞、 樹液などの汚れへの効果は十分に発揮できません。
汚れが激しい場合には、十分な効果が期待できない場合もあります。
例:排気口から多量の油煙がでてくるところなど
酸化チタンは体に悪影響が心配ですが、大丈夫ですか?
酸化チタンはファウンデーションなどにも使用されていますので、健康に害のある心配はございません。
ハイドロテクト用語集
親水性
水をはじくことを「撥水性」、水となじみがよくなることを「親水性」という。
分解力
光触媒である酸化チタンに光(紫外線)があたると酸化チタンの表面に分解力をもつ活性酸素が発生し、さまざまな有機物を分解すること。
窒素酸化物(NOx)
排気ガス、工場の排煙などに含まれる有害物質を光化学スモッグや酸性雨などを引き起こす大気汚染物質。
硝酸イオン(NO3-)
大気中、水中、土壌中、植物中、人間や動物体内などあらゆるところに存在する窒素の化合物
地球温暖化問題
大気や海水の平均温度が上昇することで生態系の変化や海水面上昇による海岸線の侵食など気温上昇に伴うさまざまな二次的な問題
ヒートアイランド現象
土や緑が少なくなり、建築物が増えた都市部の気温が高温化し、自然環境や住民の生活などに影響を及ぼす現象。